空間を広げる機材としてのデジタルガジェット

こんにちは&こんばんわ。上月です。

最近、私もiPhoneを使っていますが、これらの小型ガジェットは人間の生活空間を広げる意味を持つのではないかと考えています。

空間の有効活用という意味では、例えばiPhoneはビデオカメラ、ビデオデッキ、カメラ、ナビゲーションシステム、ラジオ、インターネットなどをすべて内蔵しています。もちろん、小型であるがゆえに物理的な小ささの問題も生じますが、少なくとも、よほど特化した使い方をしない限り、「とりあえずそれなりには使える」というレベルにはいずれの機能も達していることは確かでしょう。

つまり、これまでであれば何かの動作を行うために1つの専用の道具を買わなければならなかったことが、スマートフォンひとつで様々な兼用ができてしまうという意味において、空間は確実に広がっているものと考えられます。

もちろん、私はプログラマー・デザイナーという仕事をしている関係上、デスクトップパソコンは絶対に必須で、物理的なサーバーなども複数台所有していますが、普通の人であれば、iPad、iPhone、そしてノートPCのその3つがあれば、もはや大抵の事はできてしまうのではないか、とさえ思ってしまいます。

しかし、逆にそれらのガジェットが小型化しているのとは反対に、自動車は大型化しています。ところが、この自動車の大型化という点でも大電子機器は非常に重要な役割を示しています。言うまでもなく、ハイブリッド自動車は、それまでブレーキ時に捨てていた熱エネルギー運動エネルギーとして回収し、バッテリーに貯蔵することで燃費の向上につなげています。

また、最近増えてきたスタイリッシュな自動車については、もはやコーナーセンサーやリアビューカメラ、フロントビューカメラが搭載されることを前提としたデザインとなっています。もし、それらがなければ、おそらく「狭隘路では運転不可能」として、実現することのないデザインばかりでしょう。

それは、電子デバイスで「狭い空間で広い自動車をなんとか運用する方法を作った」と考えることもできるかもしれません。

逆に、車内のデザインは、先ほども書いた通り、スマートフォンやカーナビゲーションシステム、特に最近はスマートフォンをナビゲーションとして使うためのApple CarPlayやAndroid Autoなどのリンクがあるため、車内自体のデザインは非常にシンプルになりつつあります。つまり、これは自動車が動く部屋となっている、もしくは動くスマートフォンになっているとも言えるかもしれません。

デジタルガジェットは空間を広げる、広げている、という考え方は今後、更に面白い発展をするのでは、と考えています。

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