ルータ交換備忘録 確実なルータ運用のための交換について
こんにちは&こんばんわ。上月です。
今回はとある企業様のルータを交換しましたので、その記録を備忘録も兼ねて記述します。
結論を書くと、後述するように、同一機種で設定ファイルの移行をする事ができれば確実にルータ移行をする事ができます。
そのため、ルータを交換する際は全く同じ機種を選ぶのが重要な点ではないでしょうか。
そのほうが確実に作業量は減ります。もっとも、同じ機種を買ったとしても、その中のファームウェアのバージョンが違い、設定が異なる可能性はありますが…。
おそらくファームウェアが違っていたとしても設定ファイルの読み込ませる部分は旧機種にあれば、新機種にもあるはずです。
実際、今回の作業でもバックアップのインポート部分が異なっていたのですが。
ルータ失敗したときは非常に経済的損失が大きいです。社内のネットが全て使えなくなるのですから。
そのため、ルータの交換は何年かごとに1度、そのルータが壊れていなくても行う事を強くお勧めしたいです。
なぜならばルータが壊れてしまった場合、そもそも設定ファイルを取り出す事ができず、そのため、まったくの初期状態からの設定を求められる事になりかねません。(その場合、最悪は数日程度ネットが使えない、という可能性も…💦)
また、万が一新規のルータの設定が失敗したとしても、定期交換で旧ルータが壊れていない状態であれば、旧ルータを使って暫定的に業務を行う事も可能です。
ルータ、特に有線ルータについては、いわゆる「枯れた」製品として値段もこなれて安定供給されていますから、何年かに1度必ず取り替える、准消耗品と考え、常に予備機を持っておく位の体制でも良いのではないか、と考えています。
どちらにせよ有線ルータ、無線ルータともに必ず数年に1度程度は壊れると思っておいたほうがいいと思います。
さて、ここから備忘録です。
この備忘録は固定IP環境下かつ有線のみ環境での作業を想定しています。
まず固定IPを使って旧ルータの中に入り、その中のバックアップファイルを作成し、パソコン上に保存しておきます。
その後作業PCのLANケーブルをネットから遮断、作業PCのIPをDHCPへ変更し、新規ルータへLANケーブルで直刺、そこからルータのデフォルト設定のアドレスでルータの中に入り、設定ファイルの上書きおよびネットワーク上のルータ本体の交換によって現在の環境の再構築が可能です。
また、今回の作業ではMAC アドレスも変更されていない模様です。
テキストにして書いてしまえば、あっさりと書けるのですが、実際のところ、なかなか大変です。
とはいえ、作業手順も重要ですが、「ルータが止まる=社内のネットワークが全て止まる」事なので、そこまでの作業の段取りのほうが非常に難しい場合もありますが…。