「スマートフォンでのウェブサイト」は本当に「進化」しているのか?

デザイナーとプログラマの私が言うのは「そもそも論」の話になってしまうかもしれないのですが、最近、以前よりはスマートフォンを使うようになりました。

寝る前などにベッドで転がってウェブを見るには非常に便利なもの、という程度の認識ですが。

あと、英文サイトを読む場合はiPhone内臓の辞書機能を使いやすいので、パソコンで読むよりも便利、かもです。

もちろん、以前からデバッグ時にスマートフォンを使っていたのは言うまでもありませんが。

さて、スマートフォンサイトを見ていて、

「スマホのウェブサイトって本当に便利なのか?」

と、思ってしまう事があります。

スマートフォンのウェブサイトは基本的に画面が非常に小さいため、情報の網羅性がないですね。

具体的に言うならば

・1画面内の情報表示量が少ない。
・カラムレイアウト、左右に並べて行うレイアウトが基本的にはできない
・検索機能にいちいち複数回タップを行わないとたどり着く事ができない
・基本的にスクロールをする事が前提となったレイアウトである

などの「そもそも」としての問題として挙げられます。

Googleでもモバイルファーストと呼ばれるように、スマートフォンありきでウェブサイトを考えるべき時代になっている事は確かです。

それは確かに「ハードウェアの技術的」には進化しているのですが、視覚情報の表現としては「制限された進化」と言う意味で、それが本当の意味で進化なのか? と思ってしまうことがあります。

とは言え、現在の20代の方、学生や若者などを見ていると、家に帰ってもスマホしか使わない、パソコンは「必要なときのみ使う」ことが多々あるようです。
また、「そもそもパソコンが苦手」という学生さんも…💦(時代ですね…。)

私などは、スマホはあくまでも「機能限定のパソコン」と言うイメージで、まずはキーボードありきでのウェブ体験を考えてしまうのですが、そうではない経験が標準の人も世の中にはたくさん存在することも事実です。

とは言え、以前ブログに記述したガジェットの考察でも述べましたが、本当に「今のスマートフォンの形が完成された形」か? と、問われれば、私はそんな事は全く思っていません。

いずれはバッテリーの大幅な改良やプロジェクター的な投影装置の登場により、現在のような小さなスマホ画面でのウェブ観覧の体験が

「令和初期の思い出話」

のように語られる時代が来るのではないかと考えています。

とは言え、そのように未来の話をしてもしょうがないので、私は現在のスマートフォンに対応した、使いやすいウェブサイトを作ろうと心がけています。

基本的には、ごちゃごちゃしたウェブサイトはダメですね、と、私個人では思っています。

結局、表現上の小細工をしたところで、ウェブサイトの目的とは閲覧者がクライアント様の情報をストレスなく読み取り、クライアント様の売上増加につなげることが最大の存在意義なのですから。

そんな原点に常に立ち返りつつ、モバイルでも使用しやすいウェブサイトを制作しようと心がける日々です。

弊社ではスマートフォンにも対応した使いやすいウェブサイトをお求めやすい価格でご提供しています。
気になられた方はお気軽にご連絡いただければ幸いです。

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