IEからエッジにwebアプリの移行をする、開発側としての感想
こんにちわ、こんばんわ。上月です。
2022年6月16日にインターネットエクスプローラー(以下、IE)が廃止され、エッジに強制移行された、と言われています。
これは普通のインターネット環境などであれば、あまり問題にはならないのですが、社内ソフトウェアなどで「IEからの印刷」を前提としたシステムの場合、大問題になる場合があります。
なぜなら「IEでしか印刷できない印刷物」が存在するからです。
IEは独自のレンダリング解釈を行っているため、IEから強制移行されるエッジはクロームをベースとするので、かなり異なる表示になる場合があります。
今回、IEで「顧客向けの書類表示および印刷」をしているソフトウェアのメンテナンスを行なったのですが
「想像以上に大変」
でした…。
レイアウトが崩れる、改ページの解釈が異なる、テーブルの解釈が異なる、フォントの解釈が異なる…。
まず基幹システムがあり、そこに業務の拡大に応じて印刷画面をあと付けしたので、部署によって使う印刷画面が異なる…、など…💦
それらをスタイルシートレベルで直すことができれば良いのですが、実際のところはソースレベルで修正を行う必要が生じる部分も少なからずありました。
また、何年も前に作ったソフトウェアはソースコードを読んで再理解してゆくしかありません…。自らが開発したものとは言え…大変です。
しかも、業務に使用しているソフトウェアであれば、ダウンタイムの要求は厳しいです。業務上の必要書類が出ません、などは絶対にあってはならいないのですから。
社内文書であれば「ある程度」はブラウザの違いとして黙認してもらえる場合もあるのですが、顧客向けの文章の場合、企業としての信用性に関わるので事は重大です。
IEの終わりとはある意味、一つの時代の終焉ですが、時代の移り目とはいつも大変なものです…。
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