パソコンの劣化について考える、その二、ハードウェアの劣化について

パソコンの劣化について、今回は物理的な劣化、ハードウェアついて書いてみたいと思います。

なぜ、ハードウェアが劣化するのか?、特にデスクトップパソコンでの場合、電源部分のコンデンサは劣化の影響を受けやすいです。ある日、電源のコンデンサ劣化により突然パソコンが全く動かなくなるといった事さえ生します。

実はこの状況を私は経験しています…
ある企業様のシステム運営上、「絶対に壊れてはならない」パソコンの”予備機”をチェックのために起動させた所、突然壊れ、大騒ぎで修理した経験があります…。

「お金に糸目をつけず」に修正せざるを得ず、所詮パソコンは工業製品ですから、同型のパソコン筐体を購入して、その部品を移植して整備をする、という荒業を使うことになったのですが…。

話がそれました。

ノートPCでは「そもそも排熱に無理がある」設計が少なからずあり、部品全般への加熱を中心とする負荷が高いです。また、日常的に持ち歩くことによる部品への半田クラック等の動作不良も挙げられます。

ノートPCでもデスクトップPCでも共通ですが、ハードディスクはモーターと金属板の組み合わせであるため物理的な寿命が決まっています。最近はSSDが主流ですが、SSDでも寿命が定まっているのは言うまでもありません。

では、パソコンで長寿命化をするための方法としては、私の経験則という形にはなりますが、毎回シャットダウンをするよりは、スリープをした方がハードウェア的に負担が少ないように思えます。 少なくとも私は、「電源を切る」ではなく、「スリープ」でPCの動作を止めています。

あとは排熱に無理のない環境への設置と、定期的なエアダスターによる掃除でしょうか。ただ、ノートPCの場合は難しい部分がありますが…。

「パソコン」の耐久性を重視するという意味においては、サーバー専用機が挙げられますが、あれは耐久性の代わりに消費電力や騒音といったものが凄まじく大きい場合もあったりします。

あまり大きな声では書けませんが、経験的に言えば、いわゆる海外の「大手メーカー」のパソコンで「安い」を売りにしている機種は、新品で購入しても、かなり「当たり外れ」があるように思えてなりません。(メーカー名は書きませんが数年で普通に壊れたり…)

逆に国産の某大手のパソコンは、新品の価格で見ると「とんでもない金額」なので私は、その中古機をサブのノートパソコンとして使っているのですが、たとえ中古であっても基本動作自体はしっかりとしており、高いには高いなりの理由があるような気もします…。

信頼性という事を考えると、新品の安いパソコン買うよりは、実は中古でもしっかりとメンテナンスされた良いパソコンを買ったほうが長持ちをするのではないか、とさえ私は思っています。

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