パソコンの劣化について考える、その一、ソフトウェアの劣化について

長くなりそうなので2回に分けて記述します。まず今月はソフトウェア側について記述をします。ハードウェア側については来月記述します。

パソコンを日々使っていると遅くなる現象を感じる方が多いのではないでしょうか。

最も大きい原因はソフトウェアの劣化です。ソフトウェア、OSとアプリケーションがありますが、特にウィンドウズではOS自体の劣化が少なからずあるのではないか、と思わざるを得ません。

おそらくレジストリなど普通のPCユーザであれば触る事ができないような部分にダンプファイル等が溜まる、もしくは、データベースファイルが肥大化して遅くなる状況があるものと考えられます。

また、これはアプリケーション側でも、同様の症状が発生します。有名な所では、サンダーバード、メーラーですね。一定以上、数万通程度のメール履歴が溜まると非常に重くなります、そのため、過去の必要のないメールを削除、データベース外に移行するなどの、人間側の対応が必要となります。

また、クロームブラウザも履歴ファイルが溜まると非常に遅くなります。履歴を消すと速くなる、と言われるのですが、それでも確実に導入時よりは、動作が遅くなっているような気がしてなりません。もちろん、これはOS側の問題もあるのかも知れませんが。

アプリケーションはOSの上に乗っているものです。アプリケーションのデベロッパーにOSの挙動が全て開示されているのではないため、ある程度アプリケーション側の問題については、ユーザは許容すべき部分もあると思うのですが、問題はOS側の劣化です。

OSの劣化は、これは個人的な意見に過ぎませんが、意図的に劣化させるのではないか、とさえ思ってしまいます。特にウィンドウズの場合、ソフトウェアアップデートと称する行為を行った場合、確実に動作が重くなるもしくは、余分なソフトウェアを追加されている状況が少なからずあるような気がしてなりません。

パソコンのOSを作る側も商売で作っているのですから、いつまでもクリーンな、買ったそのままの当時と同じ速度で軽快に動かれると困る、という状況も理解はできなくは無いのですが。

また言うまでもなく、ソフトウェアは複雑化すればするほど予期せぬ動作やシステムの相殺等によって動作が重くなることも、また、純然たる事実ではあるのですが。

結局、パソコンが重くなったときにどうすればいいか、となれば、最善の手段はOSごとの再インストールです。

とはいえ、クリーンインストールをするのは、データのバックアップやパソコンが使えない期間、もしくは、設定ファイルの移行等、正直、それをするのであれば、新しいパソコンに買い換えたほうが、現実的かつお手軽な選択です。

もちろん、ハイスペックのモデルを買って、それを何年間が使う事を購入時から計画しておき、あらかじめ途中でOSのフルリカバリーをする事を前提にシステムを運用するのも、また、一つの方法かも知れませんが。

とは言え、パソコンはソフトウェアの劣化だけではなく、ハードウェアも劣化するのですが…。

ハードウェアの結果については次回に記述します。

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