ウィンドウズ10の全面更新プロセスについての考察
こんにちは&こんばんわ。上月です。
普段デザインとプログラミング行っていますが、時々、お客様から事務所で使っているパソコンのリプレイス、つまり交換をお願いされることがあります。その時の記録となります。
これを言ってしまうと、身も蓋もないかもしれないのですが、ウィンドウズ10のパソコンは使っていると必ず動作が遅くなります。
これは今まで十数台使ってきた中で確実に言えることです。
もちろん、キャッシュファイルの削除や不要なログファイルなどの削除、不要な常駐プログラムの削除などを行うのですが.それでも動作が遅くなります…。
私が仕事で使ってるパソコンは、かなり良いスペックのものですが、それでも数年使うとエクスプローラーの動作が非常に遅くなる、などの症状が現れます。
このような症状に対して、OSの再インストールという手段もあるのですが、いつでも対応できる自分のパソコンならいざ知らず、お客様のパソコンについては、果たして何年か使用しているパソコンにOSの再インストールする価値があるか?と思ってしまいます。
それはハードウェアそのもの耐久性の問題であったり、またデータ移動の際のデータの移動漏れ等のリスクを考えた場合、「新しいパソコン買ったほうがよいのではないでしょうか?」、と私はお客様に提案しています。
もちろん、使用期間が1年以内等の場合であれば、料金次第ではOSの再インストールが適切な場合もありますが…。
弊社の場合、あるパソコンメーカーからパソコンを何台も仕入れを行っているのですが、そのパソコンで今回インストールしたときに1番驚いたのが、まず最初のデフォルトインストール時にMicrosoftアカウントに紐付いたディレクトリが作成される仕様に変更されていた事です。
これは最近の、オフィスソフト、Word Excel PowerPoint等でもそうなのですが、基本的に、Microsoftアカウントに基づいたログインを行うようになっていますが、まさかウィンドウズのOSそのものでアカウント名に紐付いたディレクトリが作成されるとは思いもしませんでした。
当然、お客様に納品する際には、そのパソコンの特徴を冠した名前のユーザディレクトリにするべきなので、最初作ったユーザから再度、アドミニストレータユーザを作り、そこで再度の環境構築を行うことになります。
マイクロソフトとしてはオンラインとの融合を図りたいのでしょうけれど、企業ユーザーにとっては、プライバシーやセキュリティ面を考えると、単に手間が増えているだけのような気がしてしまいます…。
その後の移行作業の内容としては、メーラやブラウザのブックマーク内容の移動、ネットワーク接続設定、接続後ログイン各種の設定等を行います。
これまでウィンドウズVista、ウィンドウズXP、ウィンドウズ7とOSが更新されてきた中で、今回のウィンドウズ10はこれ以上の新しいウィンドウズを出す事は無い、などと言われますが、結局のところ、マイナーバージョンアップによって実質的なOSの各部分の更新が行われていると考えます…。
私はそれらの部分的な構成について良い、悪い、と、ここで論じるつもりはありませんが、少なくともオペレーションシステムとはパソコンの基幹的な部分なのですから、たとえ何年使ったとしても最低限、エクスプローラーなどの基本的動作については遅延することなく、パソコンのスペック通りに軽快に動くようなシステムだと嬉しいのですが…。
パソコンは確かに以前よりは使いやすくなったとは思います。
しかし数年使うと動作が遅くなる環境は買い替え喚起のための意図的な動作なのか、それともバグ的な動作なのか…、どちらにせよ改善を求めたいものです…。
実際、私はlinuxサーバは何年も、iPadやiPhoneは数年使っていますが、これらは経年による基本動作が遅くなった感じは殆ど無いのですから。